公安委員会定例会議の開催状況

1.開催日
令和元年12月25日(水)午後1時00分〜午後3時5分
2.出席者
山田委員長、阿部委員、鍋谷委員、津野委員
本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、首席監察官、情報通信部長、組織犯罪対策本部長
説明補助者
公安委員会事務室長、監察官室長、監察官室室長補佐、交通聴聞官、運転免許センターセンター長補佐
3.議題事項
  1. 公安委員会宛て苦情申出に対する通知について
      公安委員会宛てに提出された警察職員の職務執行に関する苦情申出について、調査結果報告を基に審議した結果、申出者に対する通知文を決定した。
  2. 公安委員会宛て文書に対する通知について
      公安委員会宛てに届いた文書について審議した結果、文書差出人に対する通知文を決定した。
  3. 運転免許証交付処分に係る審査請求の審理経過報告及び裁決について
      警察本部から、運転免許証交付処分に係る審査請求について審理経過の報告があり、裁決書案について審議した結果、原案どおり決定した。
  4. 法改正に伴う「新潟県公安委員会等の権限に属する事務に係る手数料条例」の一部改正について
      警察本部から、「平成30年4月25日に公布された古物営業法の一部改正に伴い、手数料を徴している「許可証の書換申請」に関する規定について、条項ずれが生じることから条例を改正するため令和2年2月県議会に上程したい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。
  5. 運転免許関係の意見聴取等について
      警察本部から、運転免許取消対象事案14件について、事案の内容、意見聴取等の結果説明があり、審議の結果、取消し14件の行政処分を決定した。
4.報告事項
  1. 公安委員会宛て文書の受理について
      警察本部から、公安委員会宛てに届いた文書について報告があった。
  2. 令和元年11月中の警察宛て苦情の受理状況及び措置結果等について
      警察本部から、「本年(令和元年)11月中の警察宛て苦情の受理は2件(前年同月比1件減)であり、そのうち非あり苦情は1件(前年同月比1件減)であった。また、調査中であった10月中の苦情1件については、非なしであった。」旨の報告があった。

     委員から、「挑発に乗らず冷静に対応することが重要である。」旨の発言があった。
  3. 新潟県議会12月定例会の開催結果について
      警察本部から、「県議会12月定例会は、12月3日から12月20日までの18日間開催され、警察関連を含む令和元年度新潟県一般会計補正予算が可決された。主な質問は、本会議では、住宅地にクマが出没した場合の対応や、交通死亡事故減少に向けた交通事故抑止対策について、常任委員会では、犯罪被害者支援やSNS利用による犯罪などについてであり、本部長、関係部長等が答弁した。」旨の報告があった。
  4. 新潟県警察薬物乱用防止広報用デザイン・マンガ発表会の開催結果について
      警察本部から、「県内の専門学校生作成による薬物乱用防止広報用デザイン・マンガの優秀作品が決定したことから、本年(令和元年)12月10日、作成者らを招致し発表会を開催のうえ感謝状を贈呈した。」旨の報告があった。
  5. 飲食店経営者に対する再発防止命令の発出について
      警察本部から、「本年(令和元年)12月19日、指定暴力団員と用心棒の役務提供を約束していた飲食店経営者に対して、再発防止命令を発出した。」旨の報告があった。
  6. 「東京2020オリンピック聖火リレー」警備について
      警察本部から、「令和2年6月5日から6月6日までの2日間、県内において「東京2020オリンピック聖火リレー」が開催されることに伴い、行事の安全と円滑な進行を図るため、警備諸対策を実施する。」旨の報告があった。

     委員から、「警備に従事する警察官は、何人くらいか。」旨の質問があり、警察本部から、「過去には妨害事案が発生したこともあり、テロ対策や交通対策等でかなりの人数が必要になると思われる。」旨の説明があった。
5.その他
  1. 冬の交通事故防止運動の実施結果について
      警察本部から、「12月11日から20日まで実施した「冬の交通事故防止運動」は、期間中、発生件数131件(前年比6件増)、死者数8人(前年比5人増)、負傷者数143人(前年比7人増)であった。死者8人は、平成28年冬の交通事故防止運動期間中の死者9人に次いで多かった。死者8人のうち、高齢者が7人(前年比6人増)、高齢運転者の加害事故が6人(前年比6人増)で著しく増加した。例年、この時期は夜間の交通死亡事故が増加する傾向があるが、死者8人のうち、5人が昼間に亡くなられた。なお、取締り重点としていた横断歩行者妨害及び飲酒運転による交通死亡事故の発生はなかった。」旨の報告があった。

     委員から、「様々な取組の効果は大きいと感じる。数字は気になるが、関係団体と一丸となった取組を周知・広報していただきたい。」旨の発言があった。

     委員から、「高齢者講習を受講する人も増えている。交通事故の抑制は難しいと思うが、1件でも交通事故を減らせるように頑張っていただきたい。」旨の発言があった。
  2. 西蒲警察署協議会への陪席結果について
      委員から、「12月19日(木)、西蒲警察署協議会に陪席した結果について報告する。西蒲警察署協議会では、非常に活発な意見交換が行われており、私も多くのことを学ばせていただいた。若手職員との意見交換会では、協議会委員からの「警察官になってから数年が経過し、拝命当初の夢や情熱に変わりはないか」、「いじめや殺人など人命軽視の事件や凄惨な交通死亡事故についてどう思うか」との質問に対して、どの職員も的確に回答しており、たいへん心強く、頼もしく感じた。私からは、公安委員会宛ての苦情や要望、感謝激励などについて紹介し、警察に相談に来る方は本当に困って相談してきているので、相談者の立場に立って親身に対応していただきたいこと。どんなに若い警察官も、経験の多い少ないにかかわらず県民から一人の頼りになる警察官として見られるので、日々研さんを積んでいただきたいことをお願いした。次に、講評を2点申し上げる。1点目は、県内どこの警察署においても対策に苦慮されている高齢者の交通事故防止対策である。運転免許の「自主返納」は、今年(令和元年)の流行語大賞にもノミネートされているが、なかなか返納が進んでいないことが問題となっている。西蒲署管内においても同様であり、面積が広大で農村部が多いことも原因と考えられるが、「自分の身体が運転についていかない」、「返納すると生活が不便になる」等、高齢者の心理状態を研究して返納促進に活用してはどうかと思う。また、管内の交通事故の傾向として、交差点における正面衝突が多いという説明があった。協議会委員からは、樹木が道路にせり出して標識が見えなくなっているとの指摘があり、標識の定期的な点検が必要であることがわかった。反射材については、配布するだけでは活用してもらえないことから、配布する際に直接貼付してあげることが重要であり、西蒲署では数多くある高齢者世帯の半数以上の世帯を訪問していることから、高齢者世帯訪問の際は、反射材を直接貼付してあげるようお願いしてきた。2点目は、特殊詐欺被害の未然防止対策である。先週(12月18日)の定例会議で、特殊詐欺の発生件数に比べて未然防止の件数が減っている件について、警察本部から、「未然防止対策が徹底されず、なかなか未然防止につながらない。」との説明があったが、西蒲署では、署で独自に作成した表示板をレジ付近に置いてもらう作戦を実施しており、その結果、管内のコンビニエンスストアからの通報により、電子マネーカードを購入させる詐欺被害を未然防止した好事例につながった。また、西蒲署は木造船が漂着する海岸線も有しており、年末には弥彦神社の二年参り警備もあり、署員が日々苦労されていることを実感した。」旨の報告があった。
  3. 燕警察署協議会への陪席結果について
      委員から、「12月20日(金)、燕警察署協議会に陪席した結果について報告する。燕署は女性留置場が新設され、女性職員の比率が約2割となったこともあり、「サポート体制とキャリアアップ」をテーマとした女性警察職員との意見交換会があった。出産や育児に関するサポート制度の活用状況等の質問に対し、女性職員から「出産や育児の際の休暇・休業のほか、子供がインフルエンザに罹患した際にも使える看護休暇など制度は充実しており、ありがたい。」旨の意見があった。また、女性がキャリアアップを図る上で何が大切かとの質問に対しては、本人のやる気、自己研さん、家族の協力などの意見があり、やる気のある女性職員が多く、良好な環境の下でキャリアアップが可能であると思った。会議では、署長からの概況説明、前回答申事項を踏まえた取組報告に続き、諮問事項の説明があった。燕署管内の交通死亡事故は昨年(平成30年)は2件、今年(令和元年)は7月に1件であり、これからの冬の交通事故多発期を乗り切るため、高齢者宅への訪問等の広報啓発活動、ポスターコンクールの実施及び表彰等問題意識を持って活動していた。中でも、歩行環境シミュレーター「わたりジョーズ君」は、本県の取組として警察庁長官賞を受賞したものであり、新潟大学と連携した高齢者の健康相談と同時に、シミュレーターにより注意力や運動機能の衰えを自覚してもらい、交通事故防止を図るすばらしい取組で、燕署でも実施していることがわかり、県内各署で行ってもらいたいと感じた。また、「ながら運転防止」の周知など先行的取組も実施していただいており、今後も実効性のある取組の継続をお願いしたい。前回の答申を踏まえた取組事項のもう一つの柱である特殊詐欺被害防止については、刑法犯の検挙率70パーセントという高い数値に現れているように、少年非行補導を始めとしてきめ細かく取り組んでいた。生活安全課長から説明があったとおり、様々な広報・指導も行っており、引き続き被害防止を図っていただきたい旨申し上げた。来期の諮問事項は、冬季ということもあり、雪害事故防止やスリップ事故対策等が挙げられていた。警察署の取組を協議会委員と一緒に説明を受け、今までに気付かなかった事もあり勉強になった。」旨の報告があった。
  4. 年末の挨拶について
      警察本部から、「公安委員の皆様には、今年1年間御指導をいただき感謝申し上げる。来年(令和2年)はオリンピックイヤーであり、本県においても聖火リレーが予定されている。また、他県へも応援派遣として警察官が多数出動することになると思うが、しっかりと準備して対応する。来年(令和2年)も御指導をよろしくお願いしたい。」旨の発言があった。
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