公安委員会定例会議の開催状況

1.開催日
平成31年2月6日(水)午後1時00分〜午後3時45分
2.出席者
津野委員長、武井委員、山田委員、阿部委員、小林委員
本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、首席監察官、情報通信部長、組織犯罪対策本部長
説明補助者
公安委員会事務室長、総務課副参事、監察官室長、監察官室課長補佐、許認可管理センター長、交通聴聞官、運転免許センターセンター長補佐
3.議題事項
  1. 公安委員会宛て苦情申出の受理について(2件)
      公安委員会宛てに届いた警察職員の職務執行に関する苦情申出を閲覧、審議し、警察本部において、申出内容について事実関係を速やかに調査することを指示した。
  2. 運転免許停止処分に係る審査請求の審理経過報告及び裁決について
      警察本部から、運転免許停止処分に係る審査請求について審理経過の報告があり、裁決書案について、審議の結果、原案どおり決定した。
  3. 警備業者等に対する聴聞の実施と量定案について
      警察本部から、「警備業者等に対する聴聞を開催していただきたい。」旨の説明があり、審議の結果、2月20日、公安委員長を主宰者として、警備業者等に対する聴聞の開催を決定した。
  4. 運転免許関係の意見聴取等について
      警察本部から、運転免許取消対象事案24件について、事案の内容、意見聴取等の結果説明があり、審議の結果、取消し23件、停止1件の行政処分を決定した。
4.報告事項
  1. いじめ防止対策の推進状況について(平成30年中)
      警察本部から、「平成30年中におけるいじめ防止対策は、学校・教育委員会などの関係機関・団体と連携を図ったほか、ボランティア団体等の部外に対する広報や、教職員対象の教養等、広報啓発活動によるいじめ未然防止対策を推進した。」旨の報告があった。

     委員から、「アンケートで、「警察にいじめ相談をする。」と答えた小学校・中学校・高校生の割合が前年より増加したことは、警察が行った講演会の成果だと思うが、この講演会は、各警察署で実施しているのか。」旨の質問があり、警察本部から、「本部いじめ対策係等が実施している。」旨の説明があり、委員から、「保護者などが「警察にいじめ相談をする。」と回答した割合が、子供よりも低い結果となっているが、保護者も講演会を聞けば警察を信頼し、相談してみようと思うのではないか。保護者に対する啓もうも重要である。」旨の発言があり、警察本部から、「このアンケート結果は、報道発表予定であり、県教育委員会に情報提供し、協力しながら広報していきたい。」旨の発言があった。

     委員から、「児童、生徒が「警察に期待すること」というアンケートに対し、「先生、学校も指導してほしい。」との回答があるが、これは子供の本当の声だと感じる。いじめに対する危機意識や対応は、学校や先生によって温度差があるのではないのか。先生への指導は、どのように行っているのか。」旨の質問があり、警察本部から、「本部いじめ対策係が各学校と連携をとっており、各警察署では、定期的に学校警察連絡協議会を開催し、署の生活安全課長や学校の生活指導の先生などが情報共有しており、当然、いじめ対応に関する話題も挙がっている。他方、生徒指導の先生と、そのほかの先生とでは、対応に温度差があると認識しているので、県教育委員会とも連携していきたい。」旨の説明があった。

     委員から、「数年前に比べ、教育機関が警察を頼りにして相談する機会も多くなったと感じられ、非常に有り難いことである。高校は、いじめに関して遅れている印象があったが、現在、SNSの普及によって、高校もSNSによるいじめが多くなっている。そのため、教育委員会も各学校に介入し、直接、具体的な指導を行うなどしているので、成果につながればと思っている。学校によって温度差があるということだが、確かにその状況はあると思う。この温度差については、学校だけでなく、地域性も含めて考える必要があり、生徒数の少ない地域は、地域の親戚関係や人間関係が教室に持ち込まれていることもある。この点については、スクールサポーターなどが介入する余地があるのではないか。是非、様々な機関と連携していただきたい。」旨の発言があった。

     委員から、「アンケートでは、「生徒等は、女性の警察官に相談したい。」と回答しているが、この回答は、非常に大きなヒントと捉えるべきではないか。幼い頃は、親から、「悪い事をするとおまわりさんのところへ連れていくぞ。」とよく言われたが、幼い子供にとって、頑強なおまわりさんは近寄りがたい存在ではないのか。他方、子供たちが相談したいと言うように、女性警察官には相談しやすい雰囲気があるのではないか。もっと女性警察官を有効活用できるのではないか。」旨の発言があった。
  2. 少年サポートセンターの活動状況について(平成30年中)
      警察本部から、「平成30年中、少年サポートセンターの活動は、少年相談3,287回(前年比543回増)、継続補導・支援1,326回(前年比653回減)、街頭補導73人(前年比12人減)、情報発信323回(前年比27回増)であった。」旨の報告があった。
  3. 平成31年1月末現在の交通事故発生概況等について
      警察本部から、「1月末現在の交通事故発生概況等について、発生件数は303件(前年同期比14件減)、死者数は8人(前年同期比2人減)、負傷者数は351人(前年同期比17人減)であった。」旨の報告があった。

     委員から、「1月中の交通事故死者数は、昨年(平成30年)は10人で、本年(平成31年)は8人と減少しているが、平成29年は3人であった。積雪と交通事故の関係は定かではないが、是非、昨年(平成30年)比ではなく、平成29年の数値を目標に尽力していただきたい。」旨の発言があった。
     
     委員から、「先日、夜遅くにタクシーを利用した際、道路の真ん中を真っ黒い服装をした高齢者女性が歩いていたので驚いたが、タクシー運転手は、「いつも、この時間帯に歩いている人だ。」と話していた。高齢者に対しては、外出する際は、明るい服装をするよう呼び掛ける必要があるが、人の心理として、寒い時は、黒色様の服装を好んで着るので危険だと思う。」旨の発言があった。

     委員から、「今から30年ほど前に、高齢者福祉施設「老人憩の家」を回り、高齢者に対して、「外出する際は、明るい服装でお願いします。」と呼び掛けたが、30年経過した現在でも、同じことを呼び掛けなくてはいけない。明るい服装についての呼び掛けは、なかなか成果に結びつかないが、地道に広報することが大事である。」旨の発言があった。

     委員から、「様々なキャンペーンや各種強化月間などでは、しっかり成果が表れているので、現在、行っている活動の効果を信じて頑張っていただきたい。」旨の発言があった。

     委員から、「意識付けという意味で、キャンペーンやイベントを組むことは、非常に大切である。」旨の発言があった。
  4. 事件の検挙について
      警察本部から、次の事件について報告があった。
     ○ 1月中の福祉犯事件の検挙
     ○ 特殊詐欺事件等の検挙
5.その他
  1. 児童虐待事案への対応について
      警察本部から、「千葉県野田市において、小学校4年生女子児童が、実父による虐待で死亡した事案が発生した。本県について振り返ってみると、児童虐待関係の報告では、「こんな事案まで相談を受けているのか。」と思うほど敷居を低くして対応できている。児童相談所との連携も、基本的には良好であると考えている。」旨の報告があった。

     委員から、「警察に寄せられる相談には、「なぜ、こんなことまで警察が対応しなくてはいけないのか。」と思うようなこともあると思うが、様々な情報が警察に寄せられるということは、警察を信頼しているからこそであり、良いことだと思う。」旨の発言があった。

     委員から、「「こんなことでも相談して良いのだろうか。」という考えもあろうが、新潟県の県民性かも知れないので、様々な機会を通じて、相談しやすように広報していただきたい。」旨の発言があった。
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