公安委員会定例会議の開催状況

1.開催日
平成30年11月28日(水)午後1時00分〜午後4時10分
2.出席者
津野委員長、武井委員、山田委員、阿部委員、小林委員
本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、首席監察官、情報通信部長、組織犯罪対策本部長
説明補助者
公安委員会事務室長、監察官室長、監察官室室長補佐、交通聴聞官、運転免許センターセンター長補佐
3.議題事項
  1. 公安委員会宛て苦情申出に対する通知について
      公安委員会宛てに届いた警察職員の職務執行に関する苦情申出について、調査結果を基に審議した結果、申出者に対する通知文を決定した。
  2. 公安委員会宛て審査請求の受理及び裁決について
      審査請求書を閲覧、審議し、受理した結果、審査請求に係る具体的な行政処分が特定できず、内容が不明確であることから、審理を経ずに却下裁決とした。
  3. 更新時の講習区分に係る審査請求の審理経過報告及び裁決について
      警察本部から、運転免許証交付処分に係る審査請求について審理経過の報告があり、裁決書案について審議の結果、原案どおり決定した。
  4. 運転免許関係の意見聴取等について
      警察本部から、運転免許取消対象事案22件について、事案の内容、意見聴取等の結果説明があり、審議の結果、取消し14件、停止8件の行政処分を決定した。
  5. 運転免許取消処分の撤回について
      警察本部から、「10月28日付けで、病気(てんかん)による運転免許取消処分者から、その後の病院の検査により、病気(てんかん)ではない旨の診断書が提出され、処分理由がないことが判明したことから、運転免許取消処分を撤回したい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。

     委員から、「てんかんではなくても、てんかんと同様の症状を呈するのであれば、運転に支障を来すのではないか。」旨の質問があり、警察本部から、「てんかんの場合は運転免許が取消しとなり、アルコール依存症の場合は6か月間の免許停止となる。被処分者は、本日(11月28日)の審議により、てんかんによる運転免許取消処分が撤回となった場合であっても、再度アルコール依存症の診断書の提出を求め、改めて判断することとなる。」旨の説明があった。

 

4.報告事項
  1. 公安委員会宛て審査請求の受理について
      運転免許証交付処分に係る審査請求書を閲覧、審議し、受理した。
  2. 年末における県民生活の安全安心確保活動の強化について
      警察本部から、「12月10日から12月31日までの22日間、年末に発生しやすい事件や事故及び現に県民に不安を及ぼしている犯罪の抑止活動と検挙活動を強化して県民生活の安全と安心を確保することを目的に、県民生活の安全安心確保活動を強化する。期間中の12月21日には、本部指定の特別警戒日を設定し、県知事や公安委員長、本部長等が新潟市内の警戒活動を視察激励する。」旨の報告があった。
  3. 新潟駅前における繁華街対策の推進状況について(平成30年4月〜10月)
      警察本部から、「本県の治安のバロメーターでもある新潟駅前地区における風俗環境の浄化を図るため、平成29年5月から当分の間、警戒活動の強化及び客引き行為等の違法行為の取締り強化等、総合的な繁華街対策を継続している。」旨の報告があった。

     委員から、「新潟駅前環境浄化大作戦は、平成29年5月から実施しており、確実に効果が出ている。今後も、この取組は継続するのか。」旨の質問があり、警察本部から、「来年は、G20新潟農業大臣会合等のイベントが開催される。また、新潟駅は新潟の玄関口であることから、今後もしっかりと継続する。」旨の説明があり、委員から、「新潟市古町地区の繁華街対策は、どのように取り組んでいるのか。」旨の質問があり、警察本部から、「新潟市古町地区は、新潟駅前地区に比べ事案は少ないものの、管轄の新潟中央署では風営適正化法違反等の事件を検挙している。古町地区にも新潟駅前地区同様に防犯ボランティアがおり、連携して定期的に新潟中央署員と合同パトロールを行っている。取締りを緩めると風俗環境が悪化することから、禁止場所営業等において、風営適正化法違反の疑いがあれば、必要な捜査を行っている。」旨の説明があった。
  4. 平成30年度交番・駐在所の建て替えについて
      警察本部から、「県警察では、県民の安全・安心の確保の観点から、限られた警察力を効果的・効率的に運用するため、治安情勢に応じた警察力の適正配分等を基本方針に交番・駐在所の再編整備を推進しており、平成30年度は3交番2駐在所の新設及び建て替えを行う。」旨の報告があった。

     委員から、「新設及び建て替えの施設には、女性用のトイレや休憩室は設置してあるのか。」旨の質問があり、警察本部から、「建て替えの3交番については、男女別のトイレと休憩室をそれぞれ設置している。」旨の説明があった。
  5. 平成30年「冬の交通事故防止運動」の実施について
      警察本部から、「年末が近づくと、人や車の動きが慌ただしくなるとともに、冬型の気候や飲酒機会の増加等により、交通事故の多発が懸念されることから、12月11日から12月20日までの10日間、平成30年冬の交通事故防止運動を実施する。」旨の報告があった。

     委員から、「新潟県は、信号機がない横断歩道において、歩行者が渡ろうとしている際、車の一時停止率は、どのくらいか。」旨の質問があり、警察本部から、「日本自動車連盟(JAF)が、信号機がない横断歩道で、歩行者が渡ろうとしている際にどのくらいの車が一時停止するかという全国調査を実施した結果、一時停止した車は、新潟県においては13.8%で全国第9位であり、全国平均(1割未満)よりも高い結果であった。」旨の説明があった。

     委員から、「最近、横断歩道で車が一時停止するようになったと感じる。」旨の発言があった。

     委員から、「このような交通安全に関する記事が新聞等に掲載されると県民の関心も高まることから、「冬の交通事故防止運動」における重点及び推進事項についても報道関係各社に協力を依頼し、取り上げていただきたい。」旨の発言があった。
  6. 自動運転システムによる公道実証実験の実施について
      警察本部から、「長岡市では、中越大震災以降、人口減少、高齢化が進んだ山古志地域の活性化を図るため、国交省が公募した「中山間地域における道の駅等を拠点とした自動運転サービス」実証実験に応募した結果、実証実験を実施することが決定し、平成30年度末までに長岡市山古志竹沢地内で実施する。」旨の報告があった。

     委員から、「雪国仕様の課題や問題点等を提案し、より良い自動運転サービスの充実につなげてほしい。」旨の発言があり、警察本部から、「このサービスが実用化されれば、運転免許証の自主返納の促進にもつながるのではないか。」旨の説明があった。

     委員から、「雪深い地区で公道実証実験が行われることから、雪国の問題点が明らかとなるため、問題点も克服されるのではないか。」旨の発言があり、警察本部から、「実証実験地域の気象や通信状況が検証項目となっており、雪国特有の課題等が検証されるのではないか。」旨の説明があった。
  7. 自衛隊・警察との共同実動訓練の実施について
      警察本部から、「国内に武装工作員が潜入し、政府から陸上自衛隊に治安出動が下令されたとの想定で、陸上自衛隊と新潟県警察が共同して対処する実動訓練を、12月7日に新発田駐屯地内で実施する。」旨の報告があった。

     委員から、「自衛隊・警察との共同実動訓練は、他県でも行われているのか。」旨の質問があり、警察本部から、「他県においても同様に実施しているものと認識している。」旨の説明があった。
  8. 事件の検挙等について
      警察本部から、次の事件等について報告があった。
     ○ 新潟市西蒲区における特異行方不明者の発見・保護
     ○ 廃棄物処理法違反事件の検挙(阿賀野署)
     ○ 廃棄物処理法違反事件の検挙(村上署)
     ○ 特殊詐欺未遂事件の検挙
5.その他
  1. 金融機関口座開設に関する委員の質問に対する回答について
      警察本部から、「委員から、先(8月1日)の公安委員会定例会で質問があった外国人技能実習生等が保有する金融機関口座の取扱いについてであるが、自己又は他人名義の口座を譲り受け、又は譲り渡す行為は、犯罪収益移転防止法に抵触する事案となるため、県警では、従来から外国人留学生や技能実習生に対して、各種犯罪や交通事故防止等を教示する「防犯講話」を実施している。このたび、委員の話を受けた新たな対策として、他人名義の金融機関口座売買等の違法性を啓発するちらしを作成し、今後、「防犯講話」等の機会に積極的に配布するとともに、県警ホームページに掲載し、外国人技能実習生等に周知していきたい。」旨の説明があった。
  2. 平成30年度新潟県警察柔道剣道大会の開催について
      警察本部から、「11月30日、新潟市東総合スポーツセンターにおいて、平成30年度新潟県警察柔道剣道大会を開催する。」旨の報告があった。
  3. 菅官房長官来県に伴う対応について
      警察本部から、「11月17日、「忘れるな拉致 県民集会」に出席のため来県された菅官房長官の横田めぐみさん拉致現場視察対応と警護にあたった。」旨報告があった。
  4. 初度巡視の終了について
      警察本部から、「昨日(11月27日)で県内全警察署の巡視を終了した。各警察署とも、一生懸命に職務に従事していると思ったが、新しく建設した警察署と非常に老朽化している警察署とでは、勤務環境に差があると感じた。新築署は、設備が整備されているが、一方で古い警察署は、狭隘で老朽化しており、業務がやりにくい面もあることから、申し訳ないという気持ちである。警察署の新築には、多額の予算を必要とするが、しっかりと建て替えの計画を進めていかなければならないと改めて感じた。」旨発言があった。
〒950-8553 新潟市中央区新光町4-1 新潟県公安委員会 代表025-285-0110
Copyright(c) Niigata Prefectural Public Safety Commission,All right reserved.