公安委員会定例会議の開催状況

1.開催日
平成30年6月27日(水)午後1時00分〜午後3時40分
2.出席者
小林委員長、津野委員、武井委員、山田委員、阿部委員
本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、首席監察官、情報通信部長、組織犯罪対策本部長
3.議題事項
  1. 公安委員会宛て苦情申出の受理について
      公安委員会宛てに届いた警察職員の職務執行に関する苦情申出文書を閲覧、審議し、警察本部において、申出内容について事実関係を速やかに調査することを指示した。
  2. 運転免許関係の意見聴取等について
      警察本部から、運転免許取消対象事案30件について、事案の内容、意見聴取等の結果説明があり、審議の結果、取消し28件、停止2件の行政処分を決定した。
  3. 交通規制の実施について
      警察本部から、「交通の安全と円滑及び交通事故防止を図るための信号機の設置、通学児童等交通弱者を保護するための横断歩道等の設置など、合計15件の交通規制を行いたい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。
4.報告事項
  1. 平成30年度新潟県警察拳銃射撃競技大会の実施について
      警察本部から、「7月27日、県警察学校において、平成30年度新潟県警察拳銃射撃競技大会を実施する。」旨の報告があった。
  2. 平成30年5月中の警察宛て苦情の受理状況及び措置結果等について
      警察本部から、「本年5月中の警察宛て苦情の受理は8件(前年同月比4件増)であり、そのうち非あり苦情は1件(前年同月比1件増)であった。」旨の報告があった。

     委員から、「非あり苦情として、警察官による電話の掛け間違い事案の報告があったが、これは、より慎重さが必要であった。」旨の発言があった。

     委員から、「県警で連続発生したファックス誤送信と同じような形態である。」旨の発言があった。

     委員から、「このような事案は、すぐに適切な対応を取らないと問題が長引く場合があるので、気を付けていただきたい。」旨の発言があった。
  3. 平成30年5月中のけいさつ相談受理状況について
      警察本部から、「本年5月中の警察宛て相談の受理は7,295件(前年同月比2,008件増)であり、そのうち重要相談は710件(前年同月比130件増)であった。」旨の報告があった。

     委員から、「同じ相談者が複数回相談した場合も、その都度相談件数として計上しているとのことだが、何回も相談がされるということは、複雑化しているということか。」旨の質問があり、警察本部から、「例として、ストーカーは、最初に被害者の相談で状況確認をする。その後、再度、被害者から、現状の聴取や加害者対応の意思確認を行うので、1件の事案で3回から4回ほど対応している。そのほか、児童虐待や高齢者虐待、DVも同じように複数回の対応が必要となる。相談件数は、相談ごとの計上であるため、事案の発生件数よりも多くなる。」旨の説明があり、委員から、「増加する人身安全関連事案の数値が目にとまるが、内訳を示していただければ、また違った分析もできるのではないか。」旨の発言があった。
  4. 平成30年5月中の感謝・激励受理状況について
      警察本部から、「本年5月中の警察宛て感謝・激励の受理は159件(前年同月比108件増)であった。」旨の報告がった。
  5. 平成29年度の新潟県留置施設視察委員会の活動結果について
      警察本部から、「平成29年度の留置施設視察委員会の活動状況は、委員会を3回開催したほか、委員5人が常設15署の留置施設を視察するとともに、被留置者8人と面接し、留置施設の管理運営状況を把握した。」旨の報告があった。

     委員から、「留置施設視察委員会から出された寝具カバーの洗濯頻度に関する改善要望は、該当署だけでなく、ほかの警察署も洗濯頻度は同じなのか。」旨の質問があり、警察本部から、「今回、意見がなされた警察署のみであり、ほかの署に比べ洗濯頻度が少なかった。」旨の説明があり、委員から、「貸出し用ペンのペン先の太さは、各警察署の判断により異なるのか。」旨の発言があり、警察本部から、「基本的には、警察署長の判断になる。」旨の説明があり、委員から、「弁護人選任届や手紙など、細い行に太字で記載すると、文字が潰れて非常に読みにくい。弁護士会から申入れがあるかも知れないので、改善していただきたい。」旨の発言があった。

     委員から、「被留置者が使用する貸出し用ペンのペン先を細い物に変更してもらいたいという要望は、昨年も同じ報告があった。やはり、太いペンでは書きにくいのだろう。」旨の発言があった。
  6. 警察庁長官表彰(警察協力章)の受章について
      警察本部から、「地域住民が活動しやすい組織的環境を整備しながら、安全安心活動を積極的に展開し、地域の安全安心確保に多大な貢献をされた江南地区防犯組合連合会理事に対し、警察庁長官から警察協力章が授与されたことから、7月12日、警察本部で本部長が伝達する。」旨の報告があった。
  7. 登下校防犯プランの概要について
      警察本部から、「本年5月、新潟市において、下校途中の当時7歳の児童が殺害され、未来ある尊い命が奪われるという、痛ましく許しがたい事件が発生したことを受け、6月22日、政府において、登下校時の子供の安全確保に関する関係閣僚会議が開催され、今回のような事件が二度と発生しないよう対策を強化するための「登下校防犯プラン」が決定された。」旨の報告があった。

     委員から、「私は、今から約10年前、警察と「こども110番協力車」の締結をした際の担当者であった。当時、会社の車やバイクに防犯ステッカーを貼付したが、時間の経過とともに、当時ほどの危機感や意識が薄れてきているのではないかと感じる。子供の安心安全が求められる今だからこそ、もう一度、原点に帰る必要がある。」旨の発言があった。

     委員から、「関係閣僚会議で決定された「登下校防犯プラン」は、新潟市の取組が、全国の模範となることを期待している。」旨の発言があり、警察本部から、「「登下校防犯プラン」が策定されたからといって、新潟市がこれまで行ってきた取組と大きく違うことがないよう、関係機関に働き掛け、防犯対策を推進したい。」旨の発言があり、委員から、「地域によって諸事情から防犯の実態は異なるので、各自治体のオリジナリティを出す必要がある。いろいろなアイディアを出し合いながら、より良い方向へ進んでいただきたい。」旨の発言があった。

     委員から、「防犯ボランティアの高齢化、両親が共働きの世帯、無関心の増加などに伴い、地域において、ほかの子供に対する関心が薄れているのではないか。やはり、地域に住む一人一人が「110番」という感覚を持ってもらわなくては難しい。このような意識を啓発するために、是非、率先して頑張っていただきたい。」旨の発言があった。
  8. 事件の検挙について
      警察本部から、次の事件について報告があった。
     ○ 先制・予防的活動に伴う事件検挙について
     ○ 特殊詐欺事件等の検挙について
5.その他
  1. 新潟市女子児童殺人事件について
      警察本部から、「本年5月7日、新潟市西区で発生した新潟市女子児童殺人事件については、同月8日に新潟西警察署に捜査本部を立ち上げ、約130名体制で捜査に当たってきた。これまでに被疑者小林遼(23歳)を5月14日に死体遺棄・死体損壊罪で、6月14日に殺人罪でそれぞれ通常逮捕し、取調べ等を行ってきたが、同人は6月25日、新潟地方検察庁において、児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反、わいせつ略取、強制わいせつ致死、殺人、死体遺棄・死体損壊、電汽車往来危険罪で起訴された。」旨の報告があった。

     委員から、「迅速な捜査終結で市民の方からも感謝状が届き、大変良かったと思う。」旨の発言があった。
  2. 拳銃奪取事件発生に伴う指示について
      警察本部から、「昨日(6月26日)、富山県で交番勤務の警察官が拳銃を奪われ、警察官1名、民間人1名が殺害される事件が発生した。事件発生を受け、地域部では昨日(6月26日)の早い段階で、県内警察署に対し、厳正な勤務と旺盛な警戒心を保持すること、受傷事故防止資機材を有効活用すること、拳銃奪取防止訓練を実施することを指示した。なお、今後、事件捜査が進み、警察庁から何らかの指示がされると思うが、できるところから対策を講じ、引き続き同種事案の絶無を期していきたい。」旨の報告があった。

     委員から、「拳銃奪取防止訓練とは、具体的にどのような訓練なのか。」旨の質問があり、警察本部から、「逮捕術であれば、相手の最初の一撃をかわす訓練や、刃物を持った被疑者に対し、盾を活用して制圧する訓練などであり、そのほか、急迫な事態において、警告なしで拳銃を使用する訓練など、一連の訓練である。」旨の説明があり、委員から、「今回の事件は、警察官という職務の難しさを物語っている。一線の警察官に対しては、県民に対し、親切丁寧な対応をするよう指示がなされているが、交番などに訪れる県民に対し、最初から何か悪さをするのではないかと疑って対応するわけにはいかない。この部分の判断は、非常に難しいと感じる。」旨の発言があった。

     委員から、「報道によると、被疑者は元自衛官ということであったが、警察官が相手をする人には、このような経歴の人もいるということをよく認識して、注意する必要がある。」旨の発言があった。
  3. 長岡警察署協議会出席結果について
      委員から、「6月22日、長岡警察署協議会に公安委員会を代表して出席した。会議に先立ち、希望が丘交番、緑町交番を視察した。希望が丘交番は建物が古く、緑町交番は新しかった。希望が丘交番の勤務員は、一人当たりの受持ち世帯が1,000世帯以上とのことで、その御苦労がうかがえた。交番視察後、署の逮捕術訓練を視察した。署長が「常在戦場」と職員を鼓舞し、若手警察官の気合い、迫力に圧倒された。署協議会は、様々な立場の委員から、問題意識が高く、建設的な御意見が多く出され、非常に活発であった。署協議会の答申に対する署の取組や課題などが、署協議会委員の意見とうまくかみ合っており、今後もより良い方向に向かっていくと感じた。」旨の報告があった。
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