公安委員会定例会議の開催状況

1.開催日
平成29年11月1日(水)午後1時00分〜午後3時15分
2.出席者
小林委員長、津野委員、武井委員、山田委員、阿部委員
本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、首席監察官、情報通信部長、組織犯罪対策本部長
3.議題事項
  1. 平成30年新潟県警察運営の指針・目標について
      警察本部から、「平成30年の新潟県警察運営の指針案については、部長会議等で検討した結果、安心で安全な新潟の実現は道半ばであることから、本年の「県民が安心して暮らせる安全な新潟の実現」を継続したい。目標案については、「人身安全関連事案への的確な対応」を、県民により分かりやすいように「子供・女性・高齢者などの犯罪被害等の防止」という表現に変えるほか、社会情勢や他県の目標設定などを参考に、新たに「サイバー空間の安全安心の確保」を追加することとしたい。指針及び目標について御検討していただき、次回の公安委員会定例会議で、公安委員の皆様から御意見をいただきたい。」旨の説明があった。
  2. 監査結果に基づく措置について
      警察本部から、「県監査委員による平成27年度及び平成28年度を対象とした監査の結果、本部長による処分決定を経ないまま宿舎物置の取り壊しを行ったものや公用車事故等に関する指摘事項があり、その措置結果を地方自治法の規定に基づき代表監査委員に通知したい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。
  3. 新潟県警察の交番及び駐在所の名称等に関する規則の一部改正について
      警察本部から、「長岡署宮内交番の移転建て替え、南魚沼署苗場交番の警備派出所への変更、上越署南本町交番と島田駐在所の統合による上越妙高駅前交番の新設及び長岡市の町名追加のため、公安委員会規則の一部改正をしたい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。

     委員から、「警備派出所と交番の違いは何か。」旨の質問があり、警察本部から、「交番は街頭指導や巡回連絡などの活動を行うが、警備派出所は街頭指導や巡回連絡は行わずに警戒警備が主要業務となる。つまり、交番としての運用に制限されず、警戒警備の拠点として運用することができる。」旨の説明があり、委員から、「苗場交番が警備派出所となった場合、観光客が少ない夏場も運用するのか。」旨の質問があり、警察本部から、「夏場でも比較的大勢の観光客が訪れる。毎年、大規模な音楽イベントも開催されるため、苗場警備派出所と湯沢交番とで連携して弾力的に運用する。」旨の説明があった。
  4. 運転免許関係の意見聴取等について
      警察本部から、運転免許取消対象事案22件について、事案の内容、意見聴取等の結果説明があり、審議の結果、取消し22件の行政処分を決定した。
  5. 新潟県公安委員会等の所管する行政手続等における情報通信の技術の利用  に関する規則の制定について
      警察本部から、「平成30年1月から自動車の保管場所証明の電子申請を開始するため必要となる公安委員会規則を制定したい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。

 

4.報告事項
  1. 県監査委員による監査結果について
      警察本部から、「県監査委員による平成27年度及び平成28年度を対象とした監査の結果、宿舎物置取り壊し時の処分決定手続未済、公用車事故及びファックス誤送信に関する指摘事項等があった。」旨の報告があった。

     委員から、「ファックスの誤送信については、これまでの防止対策をより徹底するようにしていただきたい。」旨の発言があった。

     委員から、「公用車を運転の際は、指差し確認のほか安全呼称を行うことも事故防止対策上有効な方法の一つではないか。」旨の発言があった。

     委員から、「先日、公安委員緊急輸送訓練のため、上越署のパトカーに乗車する機会があったが、安全呼称を絶えず行っており、話しかける間もなく警察署に到着した。運転員及び助手席の警察官が安全運転に心掛けており大変感心した。」旨の発言があった。

     委員から、「助手席に同乗者がいる場合は、安全呼称を励行して注意喚起を行えば、公用車の交通事故は減るのではないか。」旨の発言があった。

     委員から、「相互に信頼し合うことは大事なことであるが、ファックスの送信時などはもう一人がしっかり確認しているから大丈夫といった油断が生じるのではないか。一人が確認を行ったとしても、油断することなく自分自身で確認を徹底する必要がある。」旨の発言があった。
  2. 産経新聞社主催第42回「新潟県民の警察官」表彰式について
      警察本部から、「11月14日(火)、ホテルオークラ新潟において、産経新聞社主催第42回『新潟県民の警察官』表彰式が挙行される。受章者は、捜査第三課重要窃盗犯対策係長及び三条署地域係主任の2人である。」旨の報告があった。
  3. 「交通死亡事故多発警報」発令に伴う交通死亡事故シャットアウト緊急対  策の実施について
      警察本部から、「県内において、10月19日から10月25日までの7日間に交通死亡事故が6件発生したことから、10月26日に本年2回目となる県知事による「交通死亡事故多発警報」が発令された。県警察においては、交通死亡事故の多発傾向に歯止めを掛けるため、県下一斉「交通死亡事故シャットアウト緊急対策」を実施中である。10月26日から11月4日までの10日間、交通指導取締り等の街頭活動の強化、市町村、関係機関・団体と連携した広報啓発活動の強化、高齢者に対する交通安全指導の強化などの対策を実施する。」旨の報告があった。

     委員から、「年末に向けて交通取締りの強化をお願いしたい。」旨の発言があった。
  4. 事件の検挙について
      警察本部から、次の事件について報告があった。
    ○ 新潟県青少年健全育成条例違反事件の検挙
    ○ 特殊詐欺事件の検挙
5.その他
  1. 台風22号の被害状況について
      警察本部から、「台風22号の被害状況であるが、上越地方で73歳女性が強風で転倒して軽傷を負ったほか、新潟市内で屋根の一部損壊があったが、警察部隊を出動させるような大きな被害はなかった。」旨の報告があった。
  2. 警察庁生活安全局長賞の受賞について
      警察本部から、「警察庁生活安全局長賞受賞を2件報告する。1件目は、本年4月に新潟中央署管内で発生した女性子供対象の痴漢事案について先制的予防活動を推進し、重大事件へ発展する前に新潟県迷惑行為等防止条例違反で被疑者を検挙した功績により、子供女性安全対策課、捜査第一課、新潟中央署など計7所属が受賞した。2件目は、本年5月に三条署で恋愛感情のもつれを起因とした脅迫事件の被疑者を逮捕した事案で、本部と警察署が緊密に連携して重大事件への発展を未然に防止した功績により、子供女性安全対策課及び三条署が受賞した。」旨の報告があった。
  3. 十日町警察署協議会への出席結果について
      委員から、「10月26日、十日町警察署協議会に公安委員会を代表して出席した。印象深かったのは、県内は11月頃から交通死亡事故が多く発生するが、十日町署管内は冬場の交通死亡事故がほとんどない。これは、豪雪地帯であり、地元住民が冬場の道路環境をよく把握していることや、高齢者が外出しないことが要因ではないかとのことである。そのほか、十日町署管内は県内と比較して侵入盗の被害に占める無施錠率が低いとのことであった。この結果だけを見ると、施錠されている家の方が被害に遭っているように思われるが、十日町署では、被害に遭っても、鍵を掛けなかった自分が悪いと警察に被害申告しないという地域性が現れているだけで、実際に無施錠で被害に遭っている人はもっと多いのではないかと考えているとの話があった。また、夏場、若手署員が危険を顧みずに険しい山を捜索して、遭難者の御遺体を発見して収容する活動には、非常に感銘を受けた。協議会委員からは、車内に財布などの貴重品を置いたままにして盗難被害に遭うケースが多いことから、広報紙などを活用して広く住民に知らせてほしいとの意見があったほか、ATMコーナーに設置されているボイスポリスが非常に好評であるとのことであった。最後に、会長からの提案で、警察だけでなく行政とも連携しながら、鍵掛け広報などについて広く住民に広報していけばよいのではないかとの意見があり、さらには、署協議会として市長にお願いしてはどうかとの意見もあった。是非、そのように行政を巻き込んだ活動をしてほしいと感じたところである。」旨の報告があった。
  4. 新潟東警察署協議会への出席結果について
      委員から、「10月31日、9月1日に開署した新潟東署の第1回目の署協議会に公安委員会を代表して出席した。開署式から2か月ぶりであったが、1階ソファーに何人かの市民が座っており、窓口で署員とやりとりしている姿を見て、署員全員がいきいきと仕事をしていると感じられた。署協議会では新委員に委嘱状を交付したが、全委員11人中、女性委員が7人と非常に多かった。署の活動状況としては、署員200人規模というだけあり、110番件数や交通事故件数、相談件数は日々多く発生しているが、署員が一丸となって対応しているとのことであった。協議会委員からは、警察相談がなされた場合の情報共有やスクールゾーンの設置要望、スケートボードに対する質問がなされ、委員それぞれの立場や生活状況から気付いたことを挙げていただいているという印象であった。また、警察側も丁寧に説明をされていた。委員の話の中で度々聞かれたのは、新潟東署が開署してから、生活の中でパトカーや警察官の姿を見る機会が以前よりも増え、非常に安心であるということ、様々なところで犯罪などの抑止効果を実感できるということであり、非常に有り難い声だと感じた。最後に私からの講評として、女性委員の割合が多い署協議会として、女性視点の意見もいただきたいこと、高齢者の交通事故に関して、地域の実情にあった対策を考えてほしいこと、ストーカーやいじめ、SNS等の問題に関して地域や家庭も情報共有して一緒に取り組んでほしいことをお話するとともに、署協議会で知り得た情報を職場や地域で紹介していただき、地域の防犯力を高めるために何ができるのかを警察と一緒に考えていただきたいとお願いした。」旨の報告があった。
  5. 臨時公安委員会開催訓練の実施結果について
      委員から、「10月30日に県警本部、長岡署、上越署において大規模災害発生を想定した臨時公安委員会開催訓練を実施した。訓練は、まず委員を警察車両で警察署へ緊急輸送し、その後、テレビ電話の三者通話により県警本部、長岡署、上越署の間で臨時公安委員会を開催するという流れで実施した。テレビ電話の映像や音声に若干不明瞭な部分はあったが、流れとしては想定どおりにできたので、今後も調整していければよいと感じた。」旨の報告があった。
  6. 年末に向けた各種業務推進について
      警察本部から、「交通死亡事故が多発したため、交通事故シャットアウト緊急対策を実施しているが、何とか抑制していきたい。また、年末まで残り2か月であるが、特殊詐欺対策についても検挙活動を推進するほか、今月から小林幸子さんを起用したコマーシャルを放映することとしており、抑止対策も図っていきたい。」旨の報告があった。
  7. 米国大統領来日に伴う警戒強化について
      警察本部から、「米国大統領が来日することに伴い、全国警察を挙げて警戒を強化することとなる。米国大統領は拉致被害者家族とも面会する予定であり、緊張する北朝鮮情勢の中、県警察としてはより一層、緊張感を持って警戒に万全を期したい。」旨の発言があった。
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