公安委員会定例会議の開催状況

1.開催日
平成29年7月5日(水)午後1時00分〜午後3時40分
2.出席者
阿部委員長、小林委員、津野委員、武井委員、小熊委員
本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、首席監察官、情報通信部長、組織犯罪対策本部長
3.議題事項
  1. 公安委員会宛て苦情申出に対する通知について
      平成28年12月28日、平成29年1月4日及び2月2日に公安委員会宛てに届いた警察職員の職務執行に関する苦情申出について、6月28日に報告を受けた調査結果を基に審議した結果、申出者に対する通知文を決定した。
  2. 公安委員会宛て審査請求の受理について
      6月26日に提起された審査請求書を閲覧、審議し、受理した。
  3. 社交飲食店(6店舗)に対する行政処分の決定について
      警察本部から、「6月28日に聴聞を実施した社交飲食店については、聴聞対象者8人のうち2人は聴聞日までに許可証を返納し、残り6人は聴聞日に全員欠席したものであるが、現に営業を営んでいないことから許可取消し処分としたい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。
  4. 運転免許関係の意見聴取等について
      警察本部から、運転免許取消対象事案26件について、事案の内容、意見聴取等の結果説明があり、審議の結果、取消し26件の行政処分を決定した。
  5. 遠隔型自動運転システムの公道実証実験に係る新潟県道路交通法施行細則の改正について(第14条第1項道路使用許可対象行為の追加)
      警察本部から、「「遠隔型自動運転システム」とは、単純に言えば無人自動車のことであるが、国土交通省では今年度、地域指定型として5か所で実証実験を行うことを決定しており、市役所や病院と隣接しているような道の駅を拠点にして、遠方から高齢者等を無人自動車で輸送するという実験を行う。また、公募型として無人自動車を利用したビジネスモデルを五つ募集している。今後、県内で公道実証実験を行うことになる可能性もあることから、公道における遠隔型自動運転システムの実証実験が行えるよう新潟県道路交通法施行細則を改正するものである。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。

 

4.報告事項
  1. 公安委員会宛て苦情申出に対する調査結果について
      警察本部から、4月24日に公安委員会宛てに届いた警察職員の職務執行に関する苦情申出に対する調査結果について報告があった。
  2. 粟島浦臨時交番の設置について
      警察本部から、「夏期における観光客対策のため、7月10日(月)から8月21日(月)までの43日間、粟島浦村役場前に臨時交番を設置し、ミニパト1台を配備する。粟島浦村に以前は駐在所があったが、昭和28年4月1日に岩船駐在所と統廃合し、以後駐在所は設置されていない。村長から夏期における臨時交番の開設依頼があり、昭和58年から開設し、翌59年からは機動隊の応援を得て勤務に当たっている。勤務内容は、定期船発着時における港ターミナルでの立番警戒、ミニパトによる警ら活動及び海水浴客等に対する水難事故等防止広報活動である。なお、昨年の取扱状況は、拾得・遺失15件、地理教示12件、遊泳禁止場所への立入りに対する警告5件、漁業法違反に対する警告2件、盗難容疑2件、野外の焼却警告1件であった。また、昨年の観光客については、9,968人であった。」旨の報告があった。

     委員から、「臨時交番設置期間以外に、警察が取り扱う必要のある事件・事故はないのか。」旨の質問があり、警察本部から、「検視など県警ヘリの要請がある。」旨の回答があった。
  3. 平成29年6月末現在の交通事故発生概況等について
      警察本部から、「本年6月中は死者数が12人と前年同月比4人増加となり、内訳としては、1件の事故で2人が死亡する事故が2件発生したため10件12人で、県外の方が3人、高齢者が10人(県外の方で高齢者1人含む。)となっている。高齢者が加害者になる交通死亡事故も発生しており、高齢者が被害者又は加害者となる交通死亡事故が多くなっている。6月末の累計では、県内及び全国ともに前年より若干減少はしているが、いつ増加に転じてもおかしくない状況であり、6月は高齢者の死者が多かったため、高齢者の構成率は全国を10ポイント以上上回っている。また、今年の特徴として、交通死亡事故の3分の2が週末に発生しており、道路情報掲示板を活用して、「週末事故多発」と広報を実施したり、大型ショッピングセンター等県内305の協力店において、週末に交通死亡事故が多発していることについて店内放送で注意喚起をしてもらっている。死者数の年別推移については、35人と平成に入ってから最も少ない数字ではあるが、過去においても、上半期に少ないと下半期で多くなる傾向があり、下半期にしっかりと対策をしないと例年と同じになってしまうので、やるべきことをしっかりとやっていきたい。上半期の交通事故の特徴としては、歩行者、二輪車の死者は大きく減少しているが、四輪乗車中の死者が大きく増加している。また、飲酒運転による交通事故死者数や複数の死者が生じた交通事故件数が増加している。7月、8月はこれらの事故が増える時期であることから、主要幹線道路等の取締りをしっかりと行って、交通死亡事故が発生しないよう取り組んでまいりたい。」旨の報告があった。

     委員から、「分析したデータを見ると、平成26年の上期における死者数は51人と例年より多く、平成24年は36人と少ないが、年間でみると、平成24年の死者数が107人で、この数年においては多くなっており、一概に判断するのは難しいと思う。やはりやるべきことをしっかりやることに尽きる。また、飲酒運転による交通事故が増加しているので、きちんと対応してほしい。」旨の発言があった。

     警察本部から、「6月の交通事故死者数が増え、累計で前年の死者数をいつ超えてもおかしくない状況である。委員の御発言のとおり、やるべきことを一つでも多く積み重ね、1件でも交通事故が減るよう取り組んでまいりたい。」旨の発言があった。
  4. 梅雨前線に伴う大雨の被害について
      警察本部から、「県内では、梅雨前線の影響により断続的に大雨が続き、県内全ての市町村において大雨洪水警報等が発令された。6月30日から本日までに阿賀町、糸魚川市、上越市において300ミリを超える降水量を記録し、県内で2人が重軽傷を負ったほか、各地で浸水による建物被害や土砂崩れによる道路障害等が発生した。なお、発令されていた警報等は本日午前4時過ぎ、避難勧告等についても午前7時に全て解除となった。警察では、警備対策室を設置し、市町村に職員を派遣して情報収集を実施するとともに、危険箇所や道路の安全点検、避難所等の警戒や、避難地域に対する空き家対策として、警戒警ら活動等を行った。交通障害については、県内では延べ88か所が通行止めとなり、本日正午現在で通行止めが継続しているのは32区間で、復旧までに時間がかかるのは、土砂崩れによるものが4か所、道路の陥没や一部損壊によるものが4か所あり、今後復旧工事が行われる。」旨の報告があった。
  5. 事件の検挙について
      警察本部から、次の事件について報告があった。
      ○ 児童買春・児童福祉法違反事件の検挙
      ○ 児童買春・児童ポルノ禁止法違反事件の検挙
      ○ 業務上失火事件の検挙
      ○ 特殊詐欺事件の検挙

     警察本部から、「特殊詐欺事件検挙において好事例が続いているが、6月末現在で認知件数は昨年より増えており、数字の上では改善されていない。被害防止対策として、7月3日から小林幸子さんを起用したCMの放映も始まったが、7月、8月においては昨年と同数をまずは目標に、更に被害を減らせるよう検挙と対策にしっかりと取り組んでまいりたい。」旨の発言があった。
5.その他
  1. 長岡地区における暴排ローラーの延期について
      警察本部から、「6月28日の公安委員会で、7月3日(月)に長岡地区において暴排ローラーを実施すると報告したが、悪天候のため延期となった。日を改めて実施したい。」旨の報告があった。
  2. 五泉署川東駐在所及び五泉警察署協議会出席結果について
      委員から、「6月27日、五泉警察署協議会に公安委員会を代表して出席した。会議に先立ち、川東駐在所を視察した。平成27年に馬下駐在所と猿和田駐在所が統合され、新しく2人体制でスタートしている駐在所で、建物は築2年と新しく、機能的で快適な環境でチームワーク良く勤務されている様子だった。2人体制となって一番違うことは、お互いにいろいろな場面でバディを組んで対応できるので、とても安心して仕事ができることと、2人体制の心強さを強調されていた。穏やかな地域で、治安状況も落ち着いているとのことだったが、2人が細やかに各世帯を訪問している成果であると受け取った。この地域の一人世帯は2割程度で、他地域に比べると少ないということだが、高齢者に対しては、鍵掛けをすることや不審な電話が掛かってきたら警察にすぐ電話をすることを、顔を合わせて、繰り返し伝えていると説明があった。年齢的にも経験豊富な2人だったので、地域に本当に根ざして、落ち着いた形で勤務されていて有り難かった。次に五泉警察署協議会であるが、委嘱後最初の協議会であったので、公安委員会を代表して委嘱状を交付した。今回は、5人のうち2人の委員が新任で、署の幹部も異動で交代があり、新体制での初めての協議会であったが、最初から忌たんのない意見が活発に交わされていて大変驚いた。議事が始まる前に、署の女性警察官が防犯指導等で演奏をしているサックスを緊張感一杯に披露してくれたことで、協議会の参加者はリラックスでき、その後の活発な意見交換につながったのだと思う。いろいろ質問や意見が出ていたが、やはり地域に根ざした生活の中から感じたことを、率直に話してくれていると感じた。また、署の方も、いずれの質問や意見に対しても、署で実際に取り組んでいる状況や法律的な見解等を分かりやすく説明していたし、委員から出された意見に対して、検討や再考すると丁寧に受け取めて、今後の方向に生かしていくと話していて良かったと思う。資料も大変分かりやすかった。会長が、委員から多く意見が出た、高齢者や子供の安全を確保するための教育については、警察と地域が一緒になって取り組んでいくことが一番大事であり、それが抑止につながるのだとまとめてくださったが、私もそのように実感している。目に見える犯罪は警察の尽力もあり、減少傾向という状況になっているが、SNSやサイバー犯罪などの目に見えないものが増加している。それを防止していくためには、地域や警察、行政が一体となって声を上げていかないと、目に見える形にならない。それぞれの立場でどんどん声を上げて、一緒になって取り組んでいくことが大事だということを、最後に皆さんと確認をして終わった。」旨の報告があった。
  3. 新潟少年サポートセンターとにいがた被害者支援センターの視察について
      委員から、「今日の午前中に、新潟少年サポートセンターとにいがた被害者支援センターを視察した。少年サポートセンターでは、少年の育成や非行防止について詳細に説明をしていただき、これから夏休みに入り、子供たちが非行に走るような機会が増えるので、更なる助言と指導をしてもらえるようお願いした。にいがた被害者支援センターについては、財政基盤がまだ十分な状況ではないと思うので、もっといろんな機会を捉えてPRしたらいいのではないかと提言した。」旨の報告があった。

     委員から、「設立当初と比べれば予算規模は増加している。しかし、十分な支援をするにはまだまだ足りないのが現状で、全国にある支援センターの中でも新潟の予算は下位の方であり、相談を受けるボランティアの交通費も出せないような厳しい状況であるので、機会がありましたら是非支援をいただけるようお声掛けいただきたい。」旨の発言があった。
〒950-8553 新潟市中央区新光町4-1 新潟県公安委員会 代表025-285-0110
Copyright(c) Niigata Prefectural Public Safety Commission,All right reserved.