公安委員会定例会議の開催状況

1.開催日
平成29年1月18日(水)午後1時00分〜午後3時55分
2.出席者
阿部委員長、小林委員、津野委員、武井委員、小熊委員
本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、首席監察官、情報通信部長、組織犯罪・特殊詐欺対策統括参事官、警察学校副校長
3.議題事項
  1. 警察職員等の援助要求について
     警察本部から、「2月1日(水)から2月6日(月)までのそれぞれ必要と認められる期間、岩手県公安委員会ほか21都府県公安委員会に対し、警察職員等の援助要求を行うこととしたい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。
  2. 公安委員会宛て苦情申出の受理について
     1月12日、公安委員会宛てに届いた、警察職員の職務執行に関する苦情申出文書を閲覧、審議し、警察本部において、申出内容についての事実関係を速やかに調査することを指示した。
  3. 公安委員会宛て審査請求の受理について
     1月11日に提起された運転免許証交付処分に係る審査請求書を閲覧、審議し、受理した。
  4. 平成29年度地方警察官増員に伴う新潟県地方警察職員定員条例の一部改正について
     警察本部から、「平成29年度の地方警察官増員を盛り込んだ平成29年度予算政府案が閣議決定され、本県については、人身安全関連事案対策を強化するための対策等のため増員が認められた。これにより、警察法施行令が一部改正され本県政令定員が増員されることから、新潟県地方警察職員定員条例の一部を改正したい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり了承した。
  5. 犯罪被害者等給付金の支給裁定について
     警察本部から本県公安委員会に対して申請のあった犯罪被害者等給付金の支給等に関する法律に基づく給付金について説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。
  6. 風俗環境保全協議会の運営に関する規則の制定について
     警察本部から、「平成28年の風営法改正により、深夜営業に伴う事業者と地域住民とのトラブルを防止することなどを目的とした風俗環境保全協議会の設置が規定された。今後、当県においても同協議会の設置を予定しており、その適正な設置と運営を図るため、公安委員会規則を制定したい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり了承した。
  7. 社交飲食店営業者に係る聴聞の開催について(3件)
     警察本部から、「社交飲食店を経営する同店営業者に係る風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律違反に伴い、聴聞を3件開催していただきたい。」旨の説明があり、審議の結果、2月1日(水)、公安委員長を主宰者に指名し、同人に対する聴聞の開催を決定した。
  8. 社交飲食店(8店舗)の許可取消しに係る聴聞の開催について
     警察本部から、「正当な理由がないのに、引き続き6月以上営業を休止し、現に営業を営んでいない社交飲食店営業者に対し、2月22日(水)、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律に係る聴聞を8件開催していただきたい。」旨の説明があり、審議の結果、公安委員長を主催者に指名し、聴聞の開催を決定した。
  9. 運転免許関係の意見聴取等について
     警察本部から、運転免許取消対象事案17件について、事案の内容、意見聴取等の結果説明があり、審議の結果、取消し17件の行政処分を決定した。

 

4.報告事項
  1. 平成28年度第3四半期の監察実施結果について
     警察本部から、「新潟県警察の監察に関する訓令に基づく総合監察を平28年10月から12月までの第3四半期に16署実施し、これまでに21署実施した。随時監察については、第3四半期までに、署、本部執行隊、交番及び駐在所の合計222か所に対して実施し、また、本部所属については21所属に対して実施した。」旨の報告があった。
  2. 職員の法令違反等に関する報告について
     警察本部から、職員の法令違反等に関する報告があった。
  3. 平成28年12月末現在の犯罪情勢について(暫定値)
     警察本部から、「平成28年12月末現在の犯罪情勢について、全刑法犯認知件数は1万4,150件(前年比820件減)と14年連続して減少し、戦後最少を更新した。過去からの推移を分析すると、昭和50年代には少年犯罪が多発し、昭和の終わりから平成に掛けて外国人犯罪が増加したことなどから高原状態で推移し、平成14年には最も多い3万5,940件を記録したが、県警察では、治安対策や街頭犯罪対策などの抑止活動を強力に推進し、その後は減少に転じた。次に、重要犯罪の認知件数は120件(前年比4件減)、窃盗総数の認知件数は9,907件(前年比493件減)であり、特に侵入盗である忍込みの認知件数が391件(前年比138件増)と増加した。背景として、事件の掘り下げによる認知件数の増加も考えられるが、農村部の無施錠住宅が狙われていることも要因であるため、県民に対し、注意喚起してまいりたい。検挙件数は6,154件(前年比50件増)、検挙人員は3,731人(前年比319人減)、検挙率は全国平均33.8%のところ、本県は43.5%と全国平均より約10ポイント上回っている。また、重要犯罪の検挙率は全国平均76.6%のところ本県は75.8%と全国平均より0.8ポイント下回っている状況であるが、重要窃盗犯の検挙率は全国平均54.6%のところ本県は57.2%と全国平均より2.6ポイント高く、良い傾向といえる。本年12月末現在のストーカー・DV事案の情勢として、ストーカー事案の認知件数は488件(前年比17件増)、検挙件数は33件(前年比1件減)であり、平成12年のストーカー規制法施行後最多であった。DV事案の認知件数は、平成13年のDV法施行後最多となる1,142件(前年比36件増)であり、検挙件数は199件(前年比1件減)であった。次に特殊詐欺の情勢として、特殊詐欺の認知件数は181件(前年比107件減)、そのうち高齢者の被害が110件(60.8%)、被害総額は4億5,806万円(前年比3億1,282万円減)と大幅に減少した。この要因の一つとして、小林幸子さんを起用したCMの効果が出てきているのではないかと分析している。検挙件数は58件(前年比16件増)、検挙人員は44人(前年比19人増)であった。交付形態については、手交型が63件であり全体の35%を占めている。未然防止件数は264件(前年比10件減)、金額は2億2,578万円(前年比3億2,741万円減)であり、そのうち金融機関における未然防止は135件(前年比58件減)、金額は1億8,968万円(前年比2億8,738万円減)であり、コンビニ・宅配等での未然防止は85件(前年比52件増)、金額は1,799万円であった。阻止率は61.3%(前年比11.1ポイント増)であり、実際に被害に遭った件数の割合を示す被害率は5.4%(前年比3.9ポイント減)であり、このことから、被害に対して守る力や抵抗する力が県民に醸成されていると考えられる。」旨の報告があった。

     委員から、「刑法犯の認知件数がピーク時の40%弱にまで減少した要因や全国の状況はどうか。」旨の質問があり、警察本部から、「本県の減少の要因については、民間の方々の協力を得ながら、総量を抑制するために自転車盗や万引きなどの非常に多かった罪種を重点的に押さえ込み、治安対策を強化したことなどがうまく奏功したことが考えられる。全国の刑法犯の認知件数についても減少しており、100万件を下回っている。」旨の説明があった。

     委員から、「ピーク時の平成14年頃はどのようなことが要因で犯罪が多発していたのか。」旨の質問があり、警察本部から、「本県の場合、先に述べた自転車盗や万引きのほか、外国人犯罪、特にロシア人によるタイヤ盗などの窃盗も非常に多かったことから、積極的に抑止対策を行ってきた。」旨の説明があった。

     警察本部から、「本年の目標として、重要犯罪の検挙率を全国平均より上回りたいと考えている。重要窃盗犯については、現在非常に好調ではあるが、いろいろ分析し、捜査手法や新しい装備資機材の活用を行ってまいりたい。特殊詐欺については、昨年はいろいろな部門で検挙が続いたので、今年が正念場である。公安委員会において、説明、報告をし、御指導を頂きながら取り組んでいく。他の犯罪についてももちろんであるが、特殊詐欺については特に県民の関心が高いことから、力を入れていく所存である。」旨の説明があった。
  4. 平成28年10月から12月の公安条例許可状況について
     警察本部から、「平成28年10月から12月までの公安条例の許可件数は総数206件であり、本年累計は3,484件となった。」旨の報告があった。
  5. 初任科生の卒業式の実施について
     警察本部から、「1月27日(金)、警察学校において初任科第383期生(長期課程)の卒業式を挙行する。卒業生は72人、うち女性が14人である。」旨の説明があった。
  6. 事件の検挙等について
     警察本部から、次の事件について報告があった。
     ○ 新潟県青少年健全育成条例違反事件の検挙
     ○ 風営適正化法(無許可風俗営業)違反事件の検挙
     ○ 新潟県内を拠点とする犯行グループによる特殊詐欺事件の捜査状況
     ○ 連続侵入窃盗など事件の捜査終結

     委員から、「特殊詐欺事件の検挙について、本県はずば抜けて実績を上げている。様々な努力を積み重ねた成果である。」旨の発言があり、警察本部から、「刑事部門のみならず、県警全体で取り組んだ結果であると考えている。」旨の発言があった。

     委員から、「先週、今週と連続的に事件検挙の報道がなされており、目にするたびに、一つ一つ粘り強く取り組まれた結果であると、一市民としても、心強く感じている。自分にも協力できることがあったら、臆することなく声を上げていこうという気運につながると思う。」旨の発言があった。
5.その他
  1. 知事との意見交換会の結果について
     委員から、知事との意見交換会の概要について報告があった。
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