公安委員会定例会議の開催状況

1.開催日
平成28年12月21日(水)午後1時00分〜午後4時45分
2.出席者
阿部委員長、小林委員、津野委員、武井委員、小熊委員
本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、首席監察官、情報通信部長
3.議題事項
  1. 公安委員会宛て苦情申出に対する通知について
      10月5日、公安委員会宛てに届いた、警察職員の職務執行に関する苦情申出について、12月14日に報告を受けた調査結果を基に審議した結果、申出者に対する通知文を決定した。
  2. 警察職員の援助要求に対する同意について
      警察本部から、「沖縄県公安委員会から本県公安委員会に対し、警察法第60条第1項の規定に基づく警察職員の援助要求があったので、同意していただきたい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。
  3. 新潟県個人情報保護審査会諮問案件に係る資料等の提出について
      警察本部から、「平成27年10月29日、公安委員会で受理した保有個人情報開示請求却下及び保有個人情報部分開示決定に対する審査請求について、新潟県個人情報保護審査会に諮問しているところであるが、審査請求の審議のため、新潟県個人情報保護条例に基づく資料等の提出依頼がなされたことから、提出する資料案について審議していただきたい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。
  4. 東区警察署(仮称)落成式の開催方針(案)について
      警察本部から、「平成29年9月初旬に開署予定の東区警察署(仮称)の開署に先立ち、平成29年8月下旬に落成式を開催したい。落成式を開署後に開催している県もあるが、来庁者もなく事前準備が容易であることや突発事案対応が不要であることなどから、開署前に開催したい。」旨の説明があった。

     委員から、「警察署の正式名称はいつ決まるのか。」旨の質問があり、警察本部から、「2月県議会で条例案を提出し、議決されれば正式決定となる。」旨の説明があった。

     委員から、「通常業務の効率面から考えても、開署前の開催で良いと思う。」旨の発言があり、審議の結果、原案どおり決定した。
  5. 交通規制の実施について
      警察本部から、「交通の安全と円滑及び交通事故防止を図るための信号機の設置及び廃止について、合計2件の交通規制を行うこととしたい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。
  6. 行政不服審査法に基づく審査請求への弁明について
      警察本部から、10月11日に受理した、審査請求について、審理官に提出する弁明書案の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。
  7. 運転免許関係の意見聴取等について
      警察本部から、運転免許取消対象事案20件について、事案の内容、意見聴取等の結果説明があり、審議の結果、取消し20件の行政処分を決定した。
4.報告事項
  1. 平成29年度殉職警察職員並びに警察協力殉難者慰霊祭の挙行について
      警察本部から、「平成29年5月25日(木)、警察学校において、平成29年度殉職警察職員並びに警察協力殉難者慰霊祭を挙行する。」旨の報告があった。
  2. 妙高警察署員による拳銃使用の自殺事案の発生について
      警察本部から、12月18日、妙高署で発生した警察官の拳銃使用による自殺事案について報告があった。
  3. 改正ストーカー規制法の施行について
      警察本部から、「12月14日に改正ストーカー法が公布され、来年1月3日から施行される。改正に伴う主な変更点については、現行法の『つきまとい等』に、住居等の付近をみだりにうろつく行為を加えたこと、パソコンや携帯電話の電子メール以外に、新たな通信手段であるSNSといわれるライン、フェイスブック、ツイッターなども規制の対象としたこと、加害者が探偵業者などを利用してストーカー行為等に係る情報を取得し犯行に及んだ事例もあったことから、探偵業者などをけん制する意味で情報提供の禁止が盛り込まれたこと、罰則の見直しが行われ、ストーカー行為をした者は『6月以下の懲役又は50万円以下の罰金』から『1年以下の懲役又は100万円以下の罰金』に、禁止命令等に違反した者は『1年以下の懲役又は100万円以下の罰金』から『2年以下の懲役又は200万円以下の罰金』に引上げられたことである。また、禁止命令等の制度の見直しが6月14日から施行され、今まで文書警告を行った後に禁止命令を発していたところ、文書警告せずに禁止命令を発することができるようになること、禁止命令等を発するために行っていた行政手続法上の聴聞を緊急の場合は、禁止命令等を発した後に行うよう見直しを図った。これによりスピーディに禁止命令等を発出することができ、しっかりした制度により被害者を守ることになる。今後、職員に対する制度改正の教養も実施していくこととしている。」旨の報告があった。

     委員から、「非親告罪化という改正も加わるのではないか。」旨の質問があり、警察本部から「そのとおりであり、これからは被害者の告訴も必要なくなる。改正前は被害者の告訴があって初めて警察は事件化でき捜査に臨めたが、被害者が矢面に立ってしまうリスクがあり、告訴を取り下げることもあったので、告訴を撤廃する改正内容となっている。」旨の説明があった。
  4. 交番相談員の制服改正について
      警察本部から、「地域住民の安全・安心を確保し、多様な意見要望に迅速かつ的確に応えるため、平成6年度から繁忙な交番に交番相談員を配置しているが、これら交番相談員の活動機能をより充実させるため制服の改正を平成29年4月1日(土)から実施する。改正内容は、4種類の上衣をベスト型制服の1種類に、制服ズボンを私服ズボンに変更し、私服時に装着している腕章を廃止する。」旨の報告があった。

     委員から、「交番相談員は警察OBの方がなるのか。」旨の質問があり、警察本部から、「そのとおりである。退職した警察官が非常勤嘱託員として勤務している。」旨の説明があった。

     委員から、「交番相談員は1人で勤務することが多いのか。」旨の質問があり、警察本部から、「そのとおりである。交番相談員は空き交番対策の一環として制度化されたものである。交番の警察官は事件・事故が発生すれば出動するので、その間、交番内で交番相談員が1人で勤務し、来所する地域住民の対応をする。」旨の説明があった。
  5. 「交通死亡事故多発警報発令」に伴う県下一斉交通死亡事故シャットアウ  ト緊急対策の実施について
      警察本部から、「県内においては、12月11日から12月17日までの7日間に交通死亡事故が6件発生するなど、一定期間に連続して多発したことから、12月18日、県知事による『交通死亡事故多発警報』が発令された。同多発警報発令に伴い、県警察においては、現在実施中の『交通死亡事故抑止25日間緊急対策』を県下一斉『交通死亡事故シャットアウト緊急対策』に切り替え、12月18日から12月31日までの14日間実施する。6件発生した交通死亡事故について、時間帯、事故態様、年齢の3項目で分析すると、数値が高い順に、午後5時から午後8時までの事故が4人、歩行者が4人、高齢者が4人であり、全死者に対する割合はそれぞれ66.7%であった。緊急対策の実施内容は、主に『交通死亡事故抑止県下一斉同時間帯検問及び指導取締り』、『高齢者に対する街頭での交通安全指導の推進』及び『市町村等関係機関・団体との連携と広報啓発活動の推進』の3点である。」旨の報告があった。
  6. 交通事故死者102人の概況等について
      警察本部から、「12月18日現在の交通事故発生状況について、発生件数は4,472件(前年比686件減)と昨年に比べ件数は減少しているにもかかわらず、死者数は102人(前年比9人増)と増加し、死者数に占める高齢者の割合は56.9%となっている。交通事故死者数の年別推移を見ると、平成24年の103人以降、2番目に多い数値となっている。次に月末の数値で分析すると、10月は昨年と比べて減少しているが、11月、12月は死者数が急増し昨年を超える数値となっている。年齢別では、1月から9月までの間に高齢者が36人54.5%)であるが、10月以降は22人(61.1%)と急激に増加している。また、状態別では、1月から9月までの間に歩行者が21人(31.8%)のところ、10月以降は21人(58.3%)であった。つまり、10月以降の2か月半で歩行者の交通事故死者数が急増している状況である。なお、歩行者累計42人のうち、夜光反射材を身に付けていた者は1人だけであった。夜光反射材については、しっかり貼ってもらえるよう様々な取組をしているが、分析結果のとおり、いまだ普及されていない部分があり、検討する必要がある。緊急対策実施期間中は、交通死亡事故が発生しないよう、しっかり事故防止対策に取り組んでまいりたい。」旨の報告があった。

     委員から、「事故防止の講習会などに来られる方は事故防止の意識も高く夜光反射材なども活用してくれると思う。問題は、イベントに来られない方に対してどのようにして夜光反射材を付けてもらうかということだと感じる。」旨の発言があり、警察本部から、「そのとおりである。高齢者の交通事故防止講習会などに来られない方に対してどのような方法で広報するのかという課題と同じであり、夜光反射材の配布方法について工夫していかなくてはならない。」旨の説明があった。
5.その他
  1. 与板警察署協議会出席結果について
      委員から、「12月15日、与板警察署協議会に公安委員会を代表して出席した。会議は警察側から前回諮問事項に対する推進状況として、『犯罪抑止対策の推進について』、『交通事故防止対策の推進について』及び『住民の相談・要望への誠実な対応について』の3点について説明があり、協議会委員からも様々な質問がなされた。興味深かったのは、与板署では署員が署の広報キャラクター『良寛と貞心尼』にふんして犯罪抑止や事故防止の広報活動を行っており、地元住民からも好評であるということ。また、若手署員が地元のマラソン大会に出場し、特殊詐欺防止や交通事故防止の旗を持って走りながら住民に広報したことなどである。与板署は小規模な署ではあるが、署協議会は形式に問われず、ざっくばらんに議論がなされ、非常に活気ある有意義なものであった。会議の最後に、私からの講評として、『犯罪や事故防止のために警察は本当に頑張っているが限界があるため、地域住民一人一人が努力し、共に安全安心な地域を築いてほしい。警察官を見掛けたら励ましの声を掛けていただきたい。』ということをお願いした。」旨の報告があった。
  2. 交通事故防止対策の推進について
      警察本部から、「年末に向けて交通事故防止対策を推進してまいりたい。」旨の発言があった。
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