公安委員会定例会議の開催状況

1.開催日
平成28年7月27日(水)午後1時00分〜午後4時45分
2.出席者
小熊委員長、阿部委員、小林委員、津野委員、武井委員
本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、首席監察官、情報通信部長
3.議題事項
  1. 人事案件について
      警察本部から、「地方警察職員の人事異動について、御意見を頂きたい。」旨の説明があり、意見を述べた。
  2. 公安委員会宛て苦情申出に対する通知について
      5月2日、公安委員会宛てに届いた、警察職員の職務執行に関する苦情申出について、7月13日に報告を受けた調査結果を基に審議した結果、申出者に対する通知文を決定した。
  3. 警察職員等の援助要求に対する同意について(2件)
      警察本部から、「本県公安委員会に対し、長野県公安委員会及び静岡県公安委員会から、それぞれ警察法第60条第1項の規定に基づく警察職員等の援助要求があったので、同意していただきたい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。
  4. ストーカー行為者に対する聴聞の開催結果について(2件)
      警察本部から、ストーカー事案について、事案の内容及びストーカー行為者に対する聴聞の開催結果について説明があった。
  5. 運転免許関係の意見聴取等について
      警察本部から、運転免許取消対象事案19件について、事案の内容、意見聴取等の結果説明があり、審議の結果、取消し17件、停止2件の行政処分を決定した。
  6. 行政不服審査法に基づく審査請求への弁明について
      警察本部から、5月23日に受理した、行政不服審査法に基づく審査請求について、審理官に提出する弁明書案の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。
  7. 交通規制の実施について
      警察本部から、「交通の安全と円滑及び交通事故防止を図るための信号機の設置、通学児童等交通弱者を保護するための横断歩道等の設置及び廃止について合計12件の交通規制を行うこととしたい。また、新潟市が行うバス高速輸送システム社会実験に関係する信号機の設置等について合計9件の交通規制を行うこととしたい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。
  8. 特定交通安全施設等整備事業を実施すべき道路の指定について
      警察本部から、「交通安全施設等整備事業の推進に関する法律では、国家公安委員会及び国土交通大臣は、特に交通の安全を確保する必要があると認められる道路を、都道府県公安委員会及び道路管理者の意見を聞いた上で『特定交通安全施設整備事業』を実施すべき道路として指定することとされている。『特定交通安全施設整備事業』は交通安全施設等整備事業であり、これに要する費用の全部又は一部を国が負担し、補助するものである。この事業の道路に指定されると信号機の設置、道路標識、道路標示の設置、老朽化した信号機などについての補助を受けることができる。指定の手続として、平成28年度から平成32年度までの道路指定に向けた計画を警察庁に既に提出しており、現在、警察庁と国土交通省が検討しているが、8月中に県公安委員会宛てに意見照会が行われるので、その際は御意見を頂きたい。」旨の説明があった。
  9. 総合警備準備室及び対策室の設置について
      警察本部から、「平成29年に本県において予定されている大規模警備実施に伴い、警備諸対策を総合的かつ効果的に推進するため、8月1日付けで警備第二課内に『総合警備準備室』を、9月1日付けで同課に附置機関として『総合警備対策室』を設置するため、新潟県警察組織規則及び新潟県警察の組織の細目等に関する訓令の一部を改正する。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。

 

4.報告事項
  1. 平成28年度新潟県警察視閲式の実施予定について
      警察本部から、「11月12日(土)、県庁行政庁舎正面玄関前及び構内道路において、平成28年度新潟県警察視閲式を実施する。」旨の報告があった。

     委員から、「昨年度の視閲式は、士気の高い県警の姿をアピールすることができた非常に素晴らしい式典であったが、課題も見付かったことと思う。その課題についてどのように対応していくのか。」旨の質問があり、警察本部から、「昨年度は16年ぶりの実施ということもあり、遠方の署からも署員を派遣させたり、山岳救助部隊を編制するなど大規模な式典となったが、今年度からは、各署の態勢が手薄にならないよう、また、毎年実施できるような適正な規模で実施することとした。」旨の回答があった。

     委員から、「県警察が一堂に会するせっかくの機会であるので、小中学生のキャリア教育に活用することはできないか。観覧スペースが確保できないなどの問題はあるのかもしれないが、警察に興味・関心のある子供たちに見てもらえるよう、教育委員会と連携して取り組んでほしい。」旨の発言があり、警察本部から、「昨年度は部外に対する広報はあまりしておらず、警察署協議会や関係団体、一部の専門学校などに案内を出す程度であった。大々的に広報した場合、駐車場スペースが不足するなどの問題があるので難しいと感じている。」旨の説明があり、委員から、「確かに、人が動くということはそれだけ負担が掛かる。子供たちに直接見てもらうことが難しいのであれば、教育委員会の担当者に見てもらい、子供たちへの働き掛けとしてどのように活用できるか、その可能性について考えてもらう機会になればと思っている。」旨の発言があった。
  2. 平成28年6月の警察宛て苦情の受理状況及び措置結果等について
      警察本部から、「本年6月の警察宛て苦情等の受理は9件(前年同月比15件減)であった。苦情のうち職務執行に非があったものは1件(前年同月比2件減)であり、非なし苦情は8件(前年同期比13件減)であった。また、本年4月に受理し、調査中であった1件については、調査の結果、非なしと認められた。」旨の報告があった。
  3. 平成28年6月のけいさつ相談受理状況について
      警察本部から、「本年6月の警察宛て相談受理は5,413件(前年同月比286件増)で、そのうち重要相談は619件(前年同月比186件増)であった。ストーカーに関する相談が多く寄せられており、子供女性安全対策課に対し、相談後の経過確認をするよう指示している。」旨の報告があった。
  4. 平成28年6月の感謝・激励受理状況について
      警察本部から、「本年6月の警察宛て感謝・激励の受理は43件(前年同月比20件減)であった。感謝・激励の主な事例として、1件目は、本年2月に認知した死体遺棄事件で、本部員及び署員による捜索を実施していたところ、地域住民から『大変ですね。』と声を掛けられた警察官が、『早く見付けて供養してあげたい。』と答えたところ、その返答に対し、後日、『被害者の立場に立った温かいお気持ちで仕事をされていることを知り、大変感動しました。』などの感謝・激励の手紙が寄せられたものである。2件目は、署の交番勤務員が、『小学校に通っている全盲の娘と高齢の祖父が、通学時に道路を横断する際に時間がかかってしまい、途中で信号が変わってしまうことがあり困っている。』旨の相談を受理した。対象職員は、署交通課員とともに登下校時間帯の当該交差点における児童らの横断状況及び信号周期を確認した上、本部交通規制課と協議し、当該児童が安全に横断できるよう歩行者用信号の周期を設定した。後日、申出者から、『娘のために丁寧に対応していただきありがとうございます。お陰で安心して横断できるようになりました。』との謝意が寄せられたものである。」旨の報告があった。
  5. 部外功労者表彰(関東管区警察局長感謝状)被表彰者の決定について
      警察本部から、「多年にわたり、警察活動に協力し、功労があると認められる民間人に対して、関東管区警察局長が授与する部外功労者表彰(関東管区警察局長感謝状)の本県被表彰者が7月8日決定した。被表彰者は、交通警察活動協力功労として一人及び防犯警察活動協力功労として一人の計二人である。」旨の報告があった。
  6. 新潟まつりに伴う雑踏警備等の実施について
      警察本部から、「8月5日(金)から7日(日)までの3日間、新潟市内で新潟まつりが開催される。県警察では、観覧客の安全確保と交通渋滞の緩和及び交通事故防止を警備基本方針として雑踏事故防止対策を実施する。観覧客の情勢として、キラキラパレードについては、今回、ディズニーパレードが参加することから、観覧客の増加が見込まれている。また、花火大会の観覧客については昨年並みの人出を見込んでいる。警備上の問題点と対策として、一日目の大民謡流しについては、約1万3,000人の踊り手の終了後の撤収と交通規制解除の問題があり、この対策として主催者側との連携による広報・誘導を実施する。二日目の住吉行列、キラキラパレード、まちなか音楽花火については、キラキラパレードへのディズニーパレード参加による観覧客の増加の問題があり、この対策として、主催者側では観覧席の増設と自主警備員の増員配置、歩道上における観覧客の誘導と団切りを、警察側では要所への部隊員の増員配置と現地警備本部への突発対策隊員の増員配置の対策を取る。三日目の住吉行列、花火大会については、住吉行列行事の長時間化・長距離化への対応と花火大会における観覧客の雑踏事故防止の問題があり、この対策として、住吉行列では行列先導・後押さえ班と連携した交通規制と誘導の実施を、花火大会では混雑ポイントでの入場規制・誘導・団切りを実施し、雑踏・交通部隊の情報共有による相互連携を図る。交通対策として、交通遊撃隊による駐車対策及び交通規制の実施、交通部隊による信号操作、交差点内における歩行者保護の徹底及び標識の設置による車両規制区間の明示の対策を取る。なお、県警察は新潟東署員や新潟中央署員等及び主催者(市職員、警備員)で雑踏警備等に当たる。」旨の報告があった。

     委員から、「祭りなどに便乗した暴力事案の報道がなされているが、この種の事案の兆しはないのか。」旨の質問があり、警察本部から、「過去に長岡まつりで暴走族が交機隊などに検挙された事案はあった。あらゆる事案を想定して対応してまいりたい。」旨の説明があった。
  7. 平成28年上半期の警察用航空機の活動状況について
      警察本部から、「平成28年上半期の警察用航空機の活動状況については、『はるかぜ』にヘリテレが装備されたことから、刑事、警備、応援派遣等の警察活動において有効に活用されたが、救難活動については、山岳遭難、水難、救急搬送及びその他のいずれの項目においても過去5年平均より減少した。」旨の報告があった。
  8. 平成28年上半期の行政処分執行状況について
      警察本部から、「平成28年上半期の運転免許の行政処分執行状況は、交通違反及び交通事故による行政処分が1,538件(前年同期比20件減)であり、そのうち取消処分が303人(前年同期比34人減)、停止処分が1,235人(前年同期比14人増)であった。取消処分のうち、飲酒運転による取消処分者数は221人(前年同期比5件減、2.2%減)と、全体の約72.9%を占めており、前年同期の67.0%と比べると、5.9ポイント高い比率となっている。また、安全運転義務違反による取消しが12件(前年同期比18件減)と、交通事故による取消処分者が大幅に減少した。一定の病気による行政処分については182件(前年同期比98件増、116.7%増)であり、運転免許に係る行政処分に対する不服申立の受理状況は、審査請求が3件であった。」旨の報告があった。

     委員から、「飲酒運転がなくならない。個人の意識を改善するためにどのような対策が必要なのかを考えなければならない。」旨の発言があった。
  9. 平成28年4月から6月の公安条例許可状況について
      警察本部から、「平成28年4月から6月までの公安条例の許可件数は、総数986件であり、本年累計は1,327件となった。」旨の報告があった。
  10. 事件の検挙について
     警察本部から、次の事件について報告があった。
    ○ 司法書士法違反事件の検挙
    ○ 特殊詐欺事件の検挙
    ○ 暴力団構成員等による組織的な多額払出盗事件の検挙

     委員から、「今朝の新聞で、新発田署の『だまされた振り作戦』の成功事例が掲載されていた。成功事例は抑止力に大きく貢献するので、更なるレベルアップを図っていただきたい。」旨の発言があった。
  11. 事件の終結について
     警察本部から、次の事件について報告があった。
    ○ 一般住宅対象の連続侵入窃盗事件の捜査終結
5.その他
  1. 「ポケモンGO」関連について
      警察本部から、「7月22日の配信開始から今朝までの『ポケモンGO』に関連した県内の少年補導については、深夜はいかいが31件であった。夏休み期間中でもあり、非行防止教室等において注意喚起を図りたい。」旨の報告があった。

     警察本部から、「『ポケモンGO』に関連する事案として、7月22日午後9時頃、聖籠町地内の駐車場において、被疑者が日頃から駐車している区画に知らない車が停車してあることに腹を立て、車中で『ポケモンGO』をしていた人とトラブルになり、恐喝するような言動があったため、恐喝未遂で逮捕した事案があった。」旨の報告があった。

     警察本部から、「現在、『ポケモンGO』に関連する違反は7件で、このうち1件を無免許運転で逮捕している。概要は、新潟東署員がパトロール中、携帯電話を操作していた運転者を認め、停止を求めたが逃走したため追跡して停止させたところ、無免許運転及び無車検運行であった。逮捕時、運転者は『ポケモンGO』をしながら運転していたとのことであった。」旨の報告があった。

     委員から、「このゲームに関連して施設等に入ろうとする人を規制することができるのか。」旨の質問があり、警察本部から、「本県では聞いていない。重要施設やテロ対策上の関係施設等に『ポケモン』が出現するような設定になっていると問題がある。現状を調査するとともに、施設管理者に注意を促している。」旨の説明があった。
  2. 有事即応体制の確保について
      警察本部から、「神奈川県の障害者施設において殺傷事件が発生した。このような重大事案が発生した際は初動対応が重要になる。夏季休暇の取得に配意しつつ、有事即応できる態勢を確保してほしいと指示した。」旨の発言があった。
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