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交通事故からみたシートベルト着用状況(平成23年中)

 死者の着用者率は55.3%で全国平均より高い 
 シートベルトの着用者率(自動車乗車中の全死傷者に占めるシートベルト着用者の割合をいう。以下同じ。)は、93.3%で前年に比べ0.7ポイント上昇し、過去最高となりました。
 死者数について、シートベルトをしていた者の割合(着用者率)でみると、平成23年は55.3%と前年に比べ0.6ポイント上昇し、2年連続で全国平均を上回り、全国平均と比べ4.5ポイント上回りました。
※死者の着用者率55.3%は全国ワースト31位(全国平均50.8%)
 (平成22年は54.7%で、全国ワースト32位)

死者のシートベルト着用状況
死者のシートベルト着用状況
非着用の死者21人中、シートベルトを着用していれば、約67%の14人の命が助かった可能性が高い。


 シートベルト着用者率の上昇に伴い致死率が低下 
 シートベルトの着用者率と自動車乗用中の致死率との関係をみると、着用者率が上昇するに伴って致死率は低下しており、シートベルト着用の効果が現れています。
シートベルト着用者率と致死率の年別推移
シートベルト着用者率と致死率の年別推移
注: 致死率=自動車乗車中の死者数÷自動車乗車中の全死傷者数×100


 シートベルト非着用は着用時に比べて致死率約12倍 
 シートベルトの着用時と非着用時の致死率を比べてみると、非着用時における致死率は、着用時の約12倍となっています。
シートベルト着用有無別の致死率 年別推移
区分\年別 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年 20年 21年 22年 23年
着用時 0.38 0.36 0.25 0.21 0.18 0.20 0.19 0.23 0.16 0.35 0.34
非着用時 1.91 2.85 2.15 2.75 2.74 2.43 3.19 2.39 4.68 3.79 4.05
非着用時/着用時 5.0倍 7.9倍 8.5倍 13.1倍 15.2倍 12.2倍 16.8倍 10.4倍 29.3倍 10.8倍 11.9倍
 また、乗車位置別では、運転者がシートベルトを着用していない場合は、着用している場合に比べて致死率が約28倍と非常に高くなっていることから、シートベルトを着用しない場合の危険性が高いことがわかります。
乗車位置別 シートベルト着用有無別の致死率
乗車位置\区分 死者数 負傷者数 致死率

運転者 21 6,135 6,156 0.34
助手席同乗 2 987 989 0.20
後部席同乗 3 456 459 0.65


運転者 17 161 178 9.55
助手席同乗 2 45 47 4.26
後部席同乗 2 291 293 0.68
不明 0 25 25
注: 致死率=自動車乗車中の死者数÷自動車乗車中の全死傷者数×100


 同乗者の着用者率は低く、特に後部席同乗者が低い 
 自動車内の乗車位置別の着用者率をみると、運転者が96.9%と最も高くなっていますが、死者に限ってみると55.3%で依然として低くなっています。
 助手席同乗者の着用者率は、運転者よりもやや低く95.3%であり、死者については運転者よりも低く50.0%となっています。
 後部同乗者の着用者率は、死傷者全体では前年に比べて4.7ポイント高くなり、死者の着用者率も60.0%と前年に比べ20ポイント高くなっていますが、依然として後部席同乗者の着用者率は低くなっています。
乗車位置別の着用者率
乗車位置別の着用者率


 20歳未満及び高齢者の着用者率が低い 
 死傷した者の年代別では、20歳未満の着用者率が78.4%と最も低く、次いで75歳以上、65歳から74歳の高齢者の順となっています。
死傷者の年代別着用者率
死傷者の年代別着用者率
年代別 20歳未満 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60〜64歳 65〜74歳 75歳以上
運転者 同乗者 運転者 同乗者 運転者 同乗者 運転者 同乗者 運転者 同乗者 運転者 同乗者 運転者 同乗者 運転者 同乗者
着用者率 96.2% 74.3% 97.6% 85.2% 97.8% 83.1% 97.5% 85.5% 97.5% 78.9% 96.2% 83.3% 96.5% 82.2% 86.5% 78.9%
78.4% 95.2% 95.7% 96.1% 94.8% 93.9% 92.7% 83.4%
前年着用者率 78.1% 92.9% 95.1% 95.3% 95.0% 95.0% 91.9% 79.7%


 チャイルドシートの使用者率(6歳未満)は上昇傾向 
 自動車同乗中の死傷者のうち、6歳未満の乳幼児のチャイルドシート使用状況をみると、平成12年4月の法改正の効果もあって、平成14年は半数を超える乳幼児が使用しているものの、その割合は60%に満たない低率でしたが、徐々に上昇し、平成23年は74.1%となっています。
 6歳未満の乳幼児を自動車に乗せる場合は、必ずチャイルドシートを使用しましょう。

自体防護(チャイルドシート使用)の有無別死傷者数の年別推移
使用状況\年別 14年 15年 16年 17年 18年 19年 20年 21年 22年 23年
死者数 2     3 1   1   1  
   うち自体防護あり             1      
(うちチャイルドあり)             1      
うち未使用者 2     3 1       1  
負傷者数 251 236 192 227 204 194 140 156 128 108
  うち自体防護あり 149 130 123 136 145 143 116 120 114 87
(うちチャイルドあり) 139 118 110 125 133 136 105 106 102 80
うち未使用者 96 99 64 83 57 48 23 33 14 20
自体防護使用者率 58.9% 55.1% 64.1% 59.1% 70.7% 73.7% 83.0% 76.9% 88.4% 80.6%
  (うちチャイルド) 54.9% 50.0% 57.3% 54.3% 64.9% 70.1% 75.2% 67.9% 79.1% 74.1%
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